北野天満宮の梅と、周辺観光スポットを歩く日曜日
2016年、2月末の日曜、北野天満宮に家族で梅を観に行きました。
この日は暖かく、よいお天気で、人出も多かったです。梅園も長い行列ができていました。義父が亡くなってまだ4か月なので、「喪中だから神社には行きたくない」「貴方たちも行ってはいけない」と義母が渋っていましたが、「四十九日を過ぎたからいいんじゃないの?」と言って、一応、鳥居を迂回して入りました。
喪中の参拝については、諸説あるようでどれが正しいとも言えないようです。「こんなにきれいな梅を見られたら、天国のおじいちゃんも喜ぶよ」と言って連れまわすヒドイ嫁でございます。家にじっといるより気が紛れるはず。
私は宗教に対して特別な期待がありません。どちらかというと、宗教は心の持ち方だと思います。とは言っても、私の幼児期は、田舎の天台宗の園で過ごし、実家の前を通る日蓮宗の寒行のお坊さんに毎冬手を合わせ、小学校では都会から引っ越してきた友達と一緒に日曜学校に通い、こっちにきて、大学はプロテスタントの一派でしたので、まったく宗教的な行事を知らないわけではありません。でも、固定された宗教観がありません・・・いいのか悪いのか??
むしろ、どの宗派に対しても寛容に接するようにしてくれた両親には感謝しています。思い出すと、いずれも私の心に影響をもたらしてくれたと思います。
おじいちゃんは亡くなってさびしいけど、こうして今のところ、家族みな元気で居られることを、天神さんに感謝したいと思います。
スマホのカメラ画像ですが、しばし北野天満宮境内の梅をお楽しみください。
香りがお届けできないのが残念なくらい、芳香が漂います。
北野天満宮の牛を撫でると病気が治る
牛の体をなでると体の悪いところが治るそうで、さらに頭も撫でると賢くなるそうです。菅原道真公は学問の神様ですからね。皆に撫でられて、ツルッとしています。
私は最近、左側の尾てい骨が痛いので、牛のお尻を撫でました。ただの運動不足だと思いますが、この際あやかりましょう。どうしましょう、これ以上美尻になったら~♪
もう少しすると、西側の平野神社の桜が咲きはじめる
北野天満宮のすぐ西隣の平野神社もいいですよ。こちらは桜の開花が早く三月の中旬位から咲きます、そして、四月半ばくらいまで、長く桜を見ることができます。クラシックコンサートが拝殿で行われるのを見たことがありますが、雰囲気がとても合っていると思います。購入したお守りも可愛かったのです。
興味がおありの方はスケジュールをサイトで確かめてください♪
ランチなら京とうふ藤野さんのTOFU CAFE FUJINOはいかが
今回は行かなかったのですが、以前2回寄せてもらったことがあります。お豆腐で有名な藤野さんが運営されているカフェ「TOFU CAFE FUJINO」です。
豆腐料理とは言っても、ボリュームがあって美味しかったです。手軽に食べられるスイーツもあり、女性で一杯ですよ。リニューアルしてからまだ行ってないんですけどリンクを貼っておきますね。
お土産はやはり上七軒のまつひろ商店さん
まつひろ商店さんの宣伝をしているわけではないのですが、何度も紹介したくなるほど大好きな店です。素朴で色々な柄があって価格もリーズナブルなので、お店に寄せてもらうたびに、がま口が一つ増えることになります。
町家づくりの店内。土間から畳の部屋に上がり、奥に庭のある雰囲気は京都らしくていいですね。
舞妓さんの団扇も飾ってあります。
がま口の動物柄もかわいらしいのです。私はバンビのついたのを持っています。
床の間には着物姿に良さそうながま口が置いてありました。
今回は渋いカードケースを息子用に買って帰りました。
こんなに小さくて可愛らしいのもあります。
そのあとも、しばらく上七軒の通りを歩きました。
うちのお義母さんは、若い頃、このあたりで踊りを習っていたそうです。
裕福な祖父母に育てられたものの、時代にあった教育を受けさせて貰えず、名取にさせられそうになった義母。
戦争から帰ってきた実父には可愛がってもらえず、実母にはお金を使って自分を動かそうとされるのがいやだったんだといいます。
京大生になるために日本海側の小さな町から出てきた義父と駆け落ちし、連れ添って50年、たぶん、幸せだったんだろうと思います。
色々な事情で今に至るわけですが、昔そこに家があった、という土地には大きなマンションが建っていました。「あのまま居てたら左団扇で暮してたやろか・・・笑 」などと言ってますが、私はそんな家には嫁ぎたくなかったかもね。
上七軒を歩きながら、色々と、ふーん、へー、ほ~と、教えてもらいながら帰りました。
北野天満宮の骨董市も楽しいですから、25日の天神さんは必見です。
紹介したスポットの地図はこちらです。