京都市営地下鉄1dayフリーチケット(一日乗車券)を地元客の私が頻繁に利用する理由
地下鉄乗車・一往復だけで元が取れてしまう場合もある便利なチケット
京都市の地下鉄は、たった1駅移動するだけでも、運賃が220円(3㎞以内)と、お高めです。最高で360円ですので、往復すると720円になります。でも、この京都市営地下鉄1dayフリーチケット(大人600円)を使うと、120円もお安く乗れるんです。
参考:京都市営地下鉄の運賃表→ 京都市交通局:定期券以外の運賃(地下鉄)
ほかにも、たとえば、世界遺産「二条城」を見学したあと、同じく世界遺産「醍醐寺」に花見や紅葉見物に行って、再び二条城周辺のホテルへ帰ってくる場合、二条城前から醍醐駅まで片道が330円かかりますから、往復すれば、640円。1dayフリーチケットを使うと40円のお得。使わない手はないですね。もちろん、乗り降り自由ですから、途中、蹴上駅で下車して南禅寺付近を散策したり、京都市役所前駅で降りて寺町付近でお土産を買うとかいうのも便利ですね。
これで、東京メトロのように24時間券になってくれるともっと嬉しいんですけどね。
京都市営地下鉄の一日乗車券は、改札にチケットを通した任意の一日が有効日となります。
京都市営地下鉄1dayフリーチケットの買い方・価格
大人600円 子ども300円です。
地下鉄の駅改札の窓口や定期券売り場で購入してください。窓口に声をかけるといいです。自動販売機で販売している駅もありますが、窓口で声をかけると、上記のようなイラスト入りのフリーチケットを購入することができます。
バスもセットになっている「市バス・京都バス一日乗車券カード」もありますが、観光シーズン土日の、バスを兼ねた移動は渋滞に巻き込まれ厳しいです。フリーチケットの元を取るどころか、目的地に行って帰るだけになってしまうことも予想されます。
バスは景色を見る楽しみもありますが、京都観光初心者は、地下鉄+徒歩で街歩きを楽しみながら、交通費を浮かせて、お得に見物できる観光地をおすすめします。(四条、河原町、新京極、二条城、平安神宮、知恩院、祇園、南禅寺、京都御所など)
京都市営地下鉄1dayフリーチケットのデザインはいろいろ
烏丸線・東西線すべての駅の路線図が書いてあるデザインが一番便利であっさりしているんですが、それに当たることはめったになくて、萌えキャラや、観光地など、毎回違うデザインの場合が多いです。
萌えキャラは、地下鉄の赤字解消のために導入したとかしないとか…
駅名をもじった名前までついているそうです。「太秦萌」とその幼なじみの「松賀咲」「小野ミサ」
はい、上記のようなデザインを見せたあとで、まことにけしからんと叱られそうですが、おごそかな御所の写真の入ったものもあります。
ライトアップや、桜、紅葉など、シーズンに合わせたお寺の写真などに入れ替わり、ちょっと行ってみたいという気持ちになることもあります。
チケットの裏はこんな感じ↓です。使い方が表示されています。
使い始めた日時と乗車駅が印字されます。この日は、東西線終点の六地蔵駅から乗車しました。1月6日午前8時24分です。
ちなみにチケットは、年中いつでも使用することができ、1日全線乗り放題です。
1dayフリーチケットで優待(割引)してもらえる施設
裏面の写真に書かれていますように、沿線の観光施設が割引になります。
参照⇒ 京都市交通局:地下鉄一日券
本乗車券での優待特典の対象施設は大人券と小児券で異なりますのでご注意ください。
- 大人券 … 二条城,京都文化博物館,京都市動物園,無鄰菴,京都国際マンガミュージアム,弥栄会館ギオンコーナー,京都水族館,よしもと祇園花月,京都府立植物園,東映太秦映画村及び京都鉄道博物館
- 小児券 … 京都文化博物館,京都国際マンガミュージアム,京都水族館,よしもと祇園花月,東映太秦映画村及び京都鉄道博物館
この記事を書くにあたって、まず、ネットのどこにもこれらの優待施設の割引額がまとめて書かれているところがなかったので、それを調べてアップするのが目的だったんです。
でも、割引料金を調べても、途中であまり意味がない気がしてきました。
なぜなら、美術館等は特別展などに使えないことがあったり、施設によっては、大幅な学生割引や修学旅行生割引があったり、ホームページからクーポンを印刷した方がお安かったり、市民割引や府民割引のある施設もあったりして、この1dayフリーチケットを使うより、そちらの割引を使う方がずっとお得な場合があったのです。
あえて書くとしたら、京都水族館は1割引き、よしもと祇園花月も1割引と地下鉄のホームページにありますが、ほとんどの施設が、大人利用で、せいぜい100円引き程度の優待になる程度のようでうす。
それでも、いくつかの施設に行けば、お茶代くらいは浮かせると思います。子どもの優待のない施設もありますので、お気を付けください。
京都市営地下鉄1dayフリーチケットまとめ
結局、1dayフリーチケットを使って、一番お得だと思うのは、毎回、切符売場でお財布を出して買う必要がなく、スムーズに自動改札を通ることができるという便利さだと思います。それに、観光客の方なら、チケットのイラストや印字が乗車記念になるかもしれませんね。
市バスも地下鉄も乗り継ぐけれども、一日乗車券を使うほどではない、という方には、価格が一割お得で、乗り継ぎ割引の適用される、トラフィカ京カードもおススメです。
チケットショップでも販売していることがありますが、割引率は微々たるものです。でも、複数枚買っておけば、いつでも使いたい日に使えるので便利だと思います。