こりゃぁ進化しすぎ。西利さんで「京漬物アフタヌーンティー」とやらを試してみたよ。
ここは一応、京都の「お漬物屋さん」ですよね?
昨年(2015年秋)のことなので、ちょっと前になるんですけど、平安神宮の鳥居を少し南に下がった京漬物西利さんで「アフタヌーンティー」を試してきました。
京都のお漬物といえば、お土産としても有名だし、特に千枚漬は冬の味覚としてもよく知られていますよね。でも、最近の漬物屋さんは、千枚漬や贈答品だけでは集客が厳しいのか、独自路線を歩むお店も出てきました。
私は若い頃から京都のお漬物ファンなのですが、西利さんは以前からエコ包装や京漬物を使ったお洒落な食事処など、一歩先行くことを意識されてるんだなーと感じていました。さらに流行を先取りされているという情報を小耳にはさんだので、行ってきました。
これです。
「つけものアフタヌーンティー」
聞いたときはちょっとびっくりしましたよ。アフタヌーンティーってあれですよね。
英国の貴族が、バルーンみたいなドレスを着て、羽のついた扇子をひらひらさせて、ロイヤルミルクティーを飲みつつ、ジャム乗せたスコーンみたいなやつを食べる社交の場というか… って時代が違うんでしょ!と言われそうですが、私にはその程度の認識でして...
写真:足成
こじゃれたイメージと、どうやってお漬物屋さんを結び付けたらいいものかと。好奇心半分と、怖いもの見たさとがありました。
西利の店(平安神宮大鳥居前店)で試せるつけものアフタヌーンティー。
西利のお店はどこも間口がオープンになっているのですが、奥はエアコンが効いていて、照明を落とした雰囲気あるスペースになっています。(しかし、せっかくだから、お花は造花じゃない方がいい...と、小姑的につぶやきたくもなったり)
先に、お客さんがカウンターで食事をされていました。一人でゆっくりするのもよさそうですね。カウンターの向こうで、着物姿の女性スタッフさんが対応されていました。西利のスタッフさんは、みなさん色違いの着物を着られてます。
注文したのはアフタヌーンティー1260円。
内容はざっくりと
- 京漬物サンドイッチ
- 冷製パスタ
- デザート
だそうです。月がわりなのかどうかは分からないのですが、あくまで2015年秋の体験ですし、秋・冬の野菜も入っていましたので、これと同じものが食べられるとは限りませんのであしからず。
つけものアフタヌーンティーの詳しい内容
アフタヌーンティーのセットは2段でした。京野菜を使ってあるので、色がとてもきれいなんです。
美味しい紅茶と、つけものアフタヌーンティーセットの内容が書かれた詳しいチラシがついてきます。これちょっとおしゃれですね。
せっかくチラシをもらったのに、なくしてしまいました・・・(泣)
なので、うろ覚えながらですが、ご紹介します。
まず、上段のお皿↓は、左上のが、スライスした蕪のマリネとパスタを和えたサラダ。左下は、壬生菜(京野菜)とにんじんの寒天と白玉のあんみつホイップ添え。その間の右側のウェハース入りのががラブレリンゴのラブレヨーグルトがけ。西利さんは、「ラブレ」というすぐき由来の植物性乳酸菌を使った漬物を開発されています。
なんでもかんでも健康ブームに乗っかればいいってもんじゃないぞー・・・と言いたくなるかもしれませんが、ちょっと酸味のあるリンゴに仕上がっていて、これまた味も結構いけるんですよね~
寒天は、壬生菜とにんじんの味もちゃんとしてますがクセがなく食べやすかったです。
そして、下段のお皿はサンドイッチ。
ゆかりむらさき(しば漬風のもの)とたまごのサンド、下のは刻んだ漬物をタルタルソースで和えて、チーズをのせて焼いたバゲット。
アツアツで、適度に塩気が効いてめちゃうまでしたよ。
男性にはちょっと小腹がすいてきそうな内容かもしれませんが、女性はたぶん、甘味処に行くことになるでしょうから(笑)この内容はちょうどいい量だと思います。
ホームページを見ていたら、このアフタヌーンティーの名前が出ているのは、平安神宮大鳥居店だけなのですが、ほかのブログを拝見したら、他店でもやってるようでもありますね。
漬物屋さんが好きで、あちこち行ってます。
西利さんは食事処をいくつか持っておられますが、ほかにも最近、食事ができる漬物屋さんも増えてきましたね。近為さんや、土井志ば漬さんの本店でも食べられます。漬物好きが高じて別の漬物ブログも書いてますので、興味がある方はこちらのブログもどうぞ。
ちなみにそんなに記事はたくさん書いてないのですが、村上重さんと、野呂本店さんの記事にはすごくアクセス多いです。残念ながらというか、本来の漬物屋さんの形なのですが、これらのお店には食事処はないです。
純粋にお漬物を買いに行ってください。冬はどちらのお店も千枚漬が私の好みです。