外国人観光客に京都のランチの店を聞かれたら、とりあえず答えとく店
京都の町を歩いていると、ときどき外国人旅行客に道を聞かれることがあります。
写真:ぱくたそ
道をうまく案内してあげられたらちょっといい気分になりますね!
でも、もし「ランチの店」を聞かれたら、外国人の友達がいない人にとっては、即答するのが、難しいのではないかと思います。なぜなら、私たちが美味しいと思っているものが相手の味覚に合っているかどうか、計り知れないからです。
あなたの教えてあげたいお店はありますか?
外国人がとにかく多いと感じる店
寿司のむさしは店の2割くらいは外国人客が占めてます。もし行くなら、三条の店ではなく、京都駅八条口アスティの店がおすすめ。常に人がいっぱいなので、レーンがひしめきあってます。ネタが新しいです。English menuもあります。実は私も京都駅に行ったら、一人で立ち寄ってさくっと数皿食べて出てきます。直接職人さんに頼むこともできますよ。
宗教上の理由もある
味覚上の理由のほかに、宗教によっては食べてはならないものがあります。
- イスラム教・・・豚肉は食べられません。その他の動物も、屠殺の方法によっては食べられない、などの決まりがあるため、聖典コーランにのっとった「ハラールフード」を食べます。
- ヒンズー教・・・聖なる存在である「牛」は食べません。
- ユダヤ教 ・・・ウサギ、ラクダ、ブタ、ひれや鱗のない魚は食べられません。そのほかにもいろいろと決まりがあって、ここには書ききれない!
ヴィーガン(Vegan)があるじゃないか
そんな宗教上の理由をお持ちの方には、完全菜食のお店がおすすめ!ヴィーガンレストランとは、乳製品も使わない、植物性の材料でつくられた食事を提供するお店のことです。ヘルシーに食べられるため、宗教、性別、年齢を問わず人気があります。京都は大学が多く留学生もいるため、菜食のお店が多いのです。
それに、意外とボリュームがあるんですよ!
私が行ったことのあるお店を紹介しますね。
京都駅近し!! Organic House Saluteさん
こちらのお店は、カテゴリとしては「マクロビオティック」とされていて、ヴィーガンではありません。でも、完全に植物性の材料だけで作られた食事です。必要としているのは同じタイプの方と思い、ピックアップしました。
このセットで1000円ほどです。べジミートは、フライされていて、本物の肉を思うようなボリュームのあるおいしさ。これは、マジでフィレカツとしか…!?(写真左上)
野菜にかかっているドレッシングも美味でした!
場所は、京都タワーの北側の、住宅街の一角のこじんまりとした町家を改造したお店ですので、見逃さないように気を付けてください。座敷で家庭的な雰囲気ですが、とにかく狭いので、2人連れくらいまで。
人気の伏見稲荷付近なら ヴィーガンズ カフェ アンド レストランさん。
最近、伏見稲荷付近がとにかく外国人観光客で賑わっていて、休日などはそこを車で通行するのが困難なくらいなんです。伏見稲荷から徒歩20分ほど、駅にして京阪の伏見稲荷から大阪よりに二つ目「藤森駅」から徒歩5分の住宅街に位置するお店なので、散策がてらに立ち寄ってみると良いと思います。
ここの豆乳アイスは信じられないほどおいしい!
何が信じられないかって、乳製品を使っていないというのが考えられないほど風味豊かでクリーミーなんです。(・∀・)
赤ちゃんからお年寄りまで、いろいろな世代のお客さんが来られていています。無農薬だけではなく、放射能の配慮までされています。ピザやドリアなど、ボリュームありますよ。お店の方によると10人ほどの団体さんの予約も大丈夫とのこと。
市内北部にもヴィーガンのお店がいくつかありますので、また行く機会があればご紹介しますね。
でもやっぱり肉が食べたい方には
宗教関係なく、お肉が食べたいという方には、ワールドワイドに人気のトンカツはいかがでしょうか?日本人にも外国人にも、人気のお店をご紹介します。
かつくら三条本店さんは20年ほど前から三条名店街の中にあります。京阪三条駅・地下鉄京都市役所前から徒歩5分ほどのアーケード内です。リプトンにほど近く、狭い石畳の路地を入っていくところからして京都らしいのがうけるのでしょうね。
店内は照明を落として、雰囲気があります。
「ごまをすってお待ちください」
店員さんにそう言われ、ゴマ入りのすりこぎとすり鉢を渡され、みんなでゴリゴリ♪しながら待ちます。
そして、熱々のトンカツをすりごま入りの風味豊かなソースでいただきます!
キャベツ、ご飯、みそ汁がお代わりオッケーという太っ腹。(漬物も美味)
美味しいものに国境はないですね。