久しぶりに京阪の深草駅で降りたら駅が新しくなっていて何処に降りたのかわからなかった。
私がはじめて京都に来て住んだ町が深草だった。
一部の京都の人に言わせると、京都駅から南は京都ではないそうです。さらに、中京のど真ん中以外は京都ではないとか言う人までいます。「こんな島国に住んでいるのに、更に小さな盆地で何を言っているんだ(=Д=;)」といいたくなりますが、よく耳にするので本気で思っている人も多いんだろうなと思います。
深草を原点に、市内を北~南~東と5回の引っ越しをしましたが、京都はどこのエリアも歴史情緒あふれ、住めば都です。
深草に下宿を決めたのは、大学の周辺にアパートが空いておらず、大学からのあっせんの不動産からここを紹介されたからです。当時建設中のアパートを工事中の外見だけ見て決めました。自分の大学へは、電車でまる一時間かけて通いました。
深草に住んでいるというと、私が京都へ来る少し前に暴力団の抗争があったらしく、そんなところへ住んで大丈夫か?なんていう人もいましたがが、雨に濡れて帰っているところへ近所のおばさんが、「おねえちゃん、傘もって、返さんでいいから。」と声をかけてくださるような親切を受けました。一方で、不法就労の外国人らしき人が窓から10人くらい覗いている怪しい建物もあり、お巡りさんが声をかけて回っていることもありました。まあ、実際当時はあまりガラのいいところではありませんでしたが、住めば都で、龍大に通っていた友達とも会うことができ、楽しい学生時代でした。
深草の駅舎が南へ少し移動していた。
従来はここから出入りしていましたが、この写真のすぐ右側(南側)にマンションにつづく道路が伸びていて、砂川小学校の北側に出入り口ができています。駅舎の形が極端に変わったわけではないので、綺麗に塗りなおしたんだなあという印象のまま外へ出たら、実際は駅舎を建て替えていて、出口の景色がちがっていて( ゚Д゚)( ゚Д゚)びっくりでした。
この通りは、コロラドコーヒーも会議室みどりもそのまま残っていました。私が来たばかりのころは、この通りに町家づくりのお家も何件がありましたが、すべてなくなりました。残念。
深草駅のエレベータは自転車の人も往来する。
人の腕だけ写っていますが、この方は自転車ごとエレベータに乗っておられました。前の駅舎のときも、階段の真ん中に自転車が行き来できるようなスロープになっていました。踏切が少し離れているので、駅を横断する人は多いのです。
「本町通方面へ終日通り抜けできます。」とあります。
師団街道の龍大と砂川小学校の角にある店はどんどん入れ替わるけれども・・・
サムギョプサルのお店ができていました。行ってみたい。この上に歩道橋があります、と言ったら、どのあたりか場所が分かりますでしょうか。
話は深草駅に戻り、新しい階段の窓から南側へ向けて撮った図。
分かりづらいですが、ホームもきれいで広くなっています。
階段を上がりきって、西側(龍大側)を眺めた図。
ぶれていますが、切符売り場もきれいでしたし、お手洗いもピッカピカ。
東側には駐輪場ができているらしいです。
まだ工事の途中らしいので、完成までもう少し変化がみられるのだろうと思います。
東側の疎水の桜は素晴らしいので、あまり来たことのない方には伏見稲荷大社への参拝と同時にお勧めしたいです。