レストラン再會(さいかい)山科・椥辻の雰囲気良いお店
山科のランチならこちら、「再會」がおすすめ
ずっと憧れていた素敵なレストラン「再會」。でもなかなか入る機会がなかった。なぜなら、車苦手で、自在に操ることのできない私には、山科椥辻へはなかなか行く機会がないからだ。でも四半世紀前に私が京都に来た時には既に、そこにお店があった。
時間が経つ毎に憧れる思い。元々のお店もアンティークな雰囲気が漂っていたが徐々に経年の雰囲気が表れてきた。特に樹木。
バラが素敵。つるバラなのか、絡みついて背が高い。英国の庭を想像させる。
看板は鶏マーク。なんと年中無休である。いつ行っても憩いの場のあることは素晴らしい事。
駐車場からはアーチをくぐると、店のドア前まで庭の中を歩くことになる。
お店はこのように、広いスペースにアンティークのテーブルと椅子が。冬は暖炉も入るそうだ。
テラス席もいくつかある。愛犬を連れて過ごすことが可能。この後しばらくして、ワンちゃん連れでいらしたご夫婦のお客さんが、ローストビーフサンドを注文。
9月末の気候は穏やかで、店内もテラス席の方々も朝からゆったりとした時間を過ごせたと思う。
私たちはおばあちゃんと、夫と子どもの4人で来店。私とおばあちゃんは、カツカレーを注文。このサラダはカツカレーについてきたもの。
サラダというよりは、アッサリとしたピクルス漬けのよう。酸っぱくはない。
こちらは、夫と息子のセットメニューについてきたサラダ。彩りが綺麗だった。
ナフキンが可愛らしい。
そして、ご飯の上にパークカツがドーン、
そこへ、トロリとしたカレーを半分ほど載せる。
うん、よく煮込まれたカレー。あまり辛くない。カレーには牛肉がトロトロになるまで煮込まれたものが入っていて、トンカツの風味を邪魔しない。
揚げたてのカツとトロミのカレーを同時にこのような形で味わえるとは。口の中で、素晴らしいシンフォニーを奏でる…いや、とにかく美味しいと思う。
息子はとろける味わいのビーフシチュー。
クレソンが綺麗。ストウブの器が鮮やか。
夫はトンカツのセット。揚げ方が比較的柔らくジューシーだったと。器も面白い。
このレストランは、新十条通という、山科から西へ向けて突き抜ける稲荷山トンネルのすぐ近くにある。
おばあちゃん(義母)は、若い頃何度も義父の車に乗り、このレストランの前を通り掛かったことがあるそうで、その度に義父に「入ろうなー」と誘ったそうだが、洒落たものやハイカラなものが好きではない義父は、ついにウンと言ってくれることがなかったそうだ。
義父が他界し3年になる。義父の命日に近い、義母の11月の誕生日に、夫に、義母と2人でこの店を訪れるように託けた。
紅葉の美しいレストラン再會の庭を眺めながら義母は親子水入らずで、頑固な義父のことを思い出して喜んでいたそうだ。思い出の中で、義母と義父が、まさに、「再会」できたのなら良かった。
そして、約一年ぶりに今度は家族4人で初めて訪問した。
お手洗いもこのように素敵に生花が飾られている。
季節を変えてまた訪れてみたいお店だ。