京都弁・・・ではないかも知れないが、意味が分からなくて困った言葉
バイト先のおばちゃんに言われて混乱したことば
我が家は夫がゴミ出しをしてくれているのですが、先日、出勤前にダストボックスからゴミ袋を引き上げ、「ナイロンかけといて」とだけ言い残し、慌てて出て行きました。
ナイロン・・・
今じゃ自動的にナイロン⇒スーパーなどで使うポリ袋と頭の中で変換していますから、突っ込むことはありませんが、最初のころはすごく変な感じがしました。だって、ナイロンって化学繊維とか、服の生地のイメージなんですもん。
この言葉を使うのは、比較的年配者が多いと思うですが、夫が使ったのには軽くショックを覚えましたね。やはり年代が上がると使うようになるのかしら、と。
20年前、京都に来たばかりのころ、とある「魚の粕漬け屋さん」でアルバイトをしていたことがあります。大学で授業を受けて、夕方から下宿先近所で3時間のアルバイト。粕漬けは、下漬けをしたものを新しい粕に漬け込むのですが、その工程でポリ袋を使うことがありました。
すると、粕漬け屋さんのパートさんを仕切っているリーダーのおばちゃんがわたしにむかって言うんです。
「さらのナイロンとってきて。」
そういわれて、私がまず一生懸命探したのはこれ ↓
※私ではありません が、これくらい若いときの出来事 それと、ネタじゃなくて、本当に分からなかった💦
まずは、お皿を探せばその上にナイロン生地っぽいものがあると思ったんですね。
しかし! 探せども探せどもお皿がない!
すると、おばちゃんがしびれを切らしてやってきて、
「あるやんか、そこのどんつきに!」
どんつき???(゚Д゚ )(゚Д゚ )(゚Д゚ )
さらに混乱してしまいました。
おばちゃんが言いたかったのは、
「新しいポリ袋をとってきて」だし、「つきあたりにある」ということです。
さら、というのは、「まっさら」の「さら」のことなんですよね。共通語で「さら」だけ単体で使うんでしょうか、あまり聞いたことがないように思うんですが。
それに、おばちゃんいわく、どんつき=どーんと行ったつきあたり の意味なんだそうで。
一度に新しい言葉が降ってきて、フリーズしかけたことが何度となくありました。
そのたびに、バイト先のおじさんたちに、
「しかたないよ、スイカちゃんは耳が遠いんだから」
と、本気顔で言われていました。
方言だから分からなかった、とは思わなかったようです。
おそるべし、京都の中央意識!?
(冗談のつもりで書きながら、あながち、間違ってないかもと思い始めたw)
あと、 還暦以上の人がよく使う「あんな・・・へ? 」の、
へ
は、なんなのだろう。
どう思う?という共感を求める「へ」なのだろうか。
これはたぶんこの先うまく使える自信がないなあ~