船岡山の建勲神社に登ると、そこは御朱印ガールでいっぱいだった。
建勲神社は、織田信長公をおまつりしている神社です。
北大路に用事があったので、西に20分ほど歩いて、以前から行こうと思っていた場所へ。これまで大徳寺や今宮神社には、時々行くことがありましたが、すぐ近くの建勲神社については東側の通りを素通りするばかりでした。
桜のシーズンはこの「船岡東通」とにかく満開の桜が美しいです・・・!!
それなのに比較的、他の観光地に比べて、歩いている人が少ないんですよね。もったいない気がします。神社の中にも桜がありましたから、春はぜひ再訪したいです。
ここは、明治2年に創建されたといいますから、比較的新しい神社ですね。元々は山麓にあったものを山頂に移したのだそう。
光の加減で分かりにくいと思いますが、この写真は、船岡山の東側の通りになります。午後から登りましたので、太陽光が西から射して逆光で写真を撮っています。
大鳥居を一歩中へ入ったのが、このページの一枚目の写真。3分ほどで頂上へ着くことができます。階段は比較的急です。
前を歩く女性グループがいたので、ついていきました。神社の森は帰化植物が少ないそうで、うっそうと生い茂り、頂上まで短い距離ながらちょっと不気味な感じがします。
途中に、桶狭間の合戦出陣に際し織田信長公が舞われたという「敦盛」の一節がありました。
人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢まぼろしの如くなり
ひとたび生を得て 滅せぬ者のあるべきか
歴史にも疎く、教養もないわたくしはいつも検索で知識を得させていただくわけですが、「人生は短いのだかから、全力で物事を成し遂げる」という意味があるのだそうです。勢いを感じますね。
この左側の建物が社務所になっています。私は拝殿前の前から東へ向けて写真を撮っているのですが、遠く、大文字山を見渡すことができます。(正面右側の山)
拝殿を階段下から撮った写真。
こちらの拝殿前には、紐をふって鳴らす鈴はなく、大麻(おおぬさ)=神主さんが持っておられる白いギザギザの紙が備えてあり、(おおぬさは、イメージです)
それを右や左に振るように書かれていましたが、どうも慣れないのと恐れ多い感じがしてで、今回は手を叩いて参拝しました。
建勲神社は、社務所に御朱印女子の行列ができる
階段を上る前は人がいないのではないかと心配したのですが、まったくの心配無用でした。社務所前には、御朱印の授与を待つ女性が次々と訪れます。
こちらは、期間限定で京都刀剣御朱印めぐりで8つの御朱印を集めるようです。
◎ 御朱印色紙 8種類:1枚300円
三日月宗近・一期一振・小狐丸(粟田神社)
鶴丸国永(藤森神社)
宗三左文字・薬研藤四郎・不動行光(建勲神社)
骨喰藤四郎(豊国神社)
市バスと京阪電車を使って、頑張ればこれら四社を一日でまわることは可能かと思います。これを書いている日から、あと何日もありませんが・・・
そして、こちらの色紙をたくさんの女子がカメラでパチパチ撮っていました。「鈴木次郎先生のサインだ。」と御朱印女子の一人が言っていましたが、こちらの漫画家さんがどれだけ有名なのかは、わたくしには分かりません。すみません。
おおぬさを振ることができなかった私が言うのもなんですが、近くの清明神社を参拝したらしい女子が清明神社の団扇を持参して、建勲神社を参拝しているのにびっくりしました。 神様を別の神社に堂々と持ち込んでいる感じがして。これ、普通なのかな。
じゃあ御朱印を集めて回るのとどう違うかと言われると説明もできませんが・・・
必勝祈願大願成就 夢守りを購入しました。織田信長の勢いに少しでもあやかり、夢をかなえたいです。
帰りは、北のなだらかな参道を降りました。
夏は終わりましたが、まだまだ蝉の声が少し残っていました。
途中、緑がさわやかなカエデの森がありました。きっと秋は紅葉が素晴らしいことでしょう。そして、椎の実を拾いました。ドングリが好きな子どもの散歩によさそうです。車もありませんしね。
北大路通へ出ると、すぐ目の前が今宮神社の参道になっていました。
帰りは市バスに乗りました。再訪は、晩秋と春がよさそうです。
市バス1、12、204、205、206、北8、M1号系統「建勲神社前(けんくんじんじゃまえ)」または「船岡山(ふなおかやま)」バス停にて下車