世界遺産・東寺の桜(夜桜ライトアップ)
東寺の夜桜は誰かにシェアしたくなる美しさ・・・!
これは、一昨日4/4に見に行った桜なのですが、今朝4月6日のおはよう日本で、東寺の桜が紹介されていました。東寺は夜桜も最高だったよ、という情報をお伝えしたくて、とにかく記事にしてみました。
京都の夜桜といえば、東山エリアが有名なのですが、なにしろ一日じゅう、人人人というくらいに賑わっていて、なかなかゆっくりと見ることができません。でも、京都の桜スポットはそこだけではありません。贅沢な悩みですよね。選びきれないくらいたくさんの夜桜スポットの中からひとつ、どこか見に行きたいという思いはありました。
今年はどこの夜桜に行こう?と家族で話し合った結果、
- 駐車スペースが近隣にある
- 比較的ゆったり見られる
- 桜に関して超有名というわけではない
という条件で東寺に決定。東寺さんは、桜のイメージはありませんでしたので、全く期待もしていませんでした。それに、これまでも毎月21日の弘法さん(骨董市)や、参拝などで何度も行ったことがあるのに、桜の木には気がついてなかったです。京都に来て20年以上になるのに、東寺の桜がこんなに素晴らしいと知らなかったなんて、本当に反省しています。もったいない・・・
東寺の駐車場より、周囲のコインパークの方が空いてるかも
お寺に参拝するときに、安いとか、高いとかいうことで決めてはいけないことは重々承知なのですが、拝観用の駐車場が混雑している場合は、近隣のコインパークを利用することをお勧めします。夜はお安く、空いているからです。
この写真は、九条大宮の交差点からライトアップされている五重塔を撮った写真です。私たちは、この写真を撮っている場所の後ろ、つまり、東寺の南側にあるコインパーク(複数有り)に停めました。
夜桜拝観の入場は、東側の慶賀門(大宮通側)からになります。九条側の南大門は、夜はあいていませんので気をつけてください。
東寺の250本の桜の香りが鼻腔を満たして、幸せ気分に!
チケットを購入して中に入ると、もう、優しい桜の香りがふんわりと漂っています。向こう側に山盛りの桜が見え、期待感マックス!ここで満足してどうします(笑)
あとからあとから、満開の桜が迫ってきますよ。
不二桜の美しさは本物をぜひに見て欲しいです。
スマホ写真ですみません。このピンクの枝垂桜は「不二桜」といいます。風が吹くと、ふわりと枝がしなる様子、息を呑むような美しさです。しばし、立ち止まって眺めてしまいました。
立て札より
不二桜 (八重紅枝垂れ桜)
樹齢130年 (平成18年に移植の時点で樹齢120年の表記がありました)
この桜は、八重紅枝垂れ桜とよばれ、エドヒガン家の園芸品種で色の濃い八重咲きの華麗な花を咲かせます。移植できるサクラでは国内最大級の大きさで、開花は4月中旬です。(中略)※4月上旬で満開でした。2016
名前は弘法大師の「不二のおしえ」から「不二桜」と命名されました。日本一高い五重塔を背景に百年、二百年後も美しい花を咲かせ続けることを祈っています。 信州総本山 東寺
この桜は私たちの生まれる前から咲いていて、私たちの孫の世代まで華やかに、あるいは辛抱強く、じっと咲き続けるのですね。
繁栄するものも、いつかは滅ぶ。美しいもの、醜いもの、いいことも悪いことも、悩みも、すべて消え去るのです。なんと、この世のはかなさを思い知らされる話でしょうか。宗教はよく分かりませんが、桜の前にたたずむことで考えさせられました。
池を囲むようにたくさんの植えられた桜
人の多い名所や庭園でしたら、人の頭のスキマから桜を眺めることになってしまうのですが、東寺の夜桜はそんなことはありませんでした。少し待つだけで、景色だけをシャッターに納めることができます。スマホなので、この程度ですが、いいカメラでしたら、きっと撮りがいがあると思いますよ。
なにしろ、250本もあるのです。
東寺の五重塔と桜
短い動画ですが、五重塔の下から撮ってみました。
これは五重塔を下から眺めたところです。
東寺の象徴、国宝・五重塔は、京都と一目で分かる、景色に必ず含まれている、代表的な建造物ですよね。今、私たちが拝んでいるのは、五代目の塔で1644年に徳川家光の貴信によって竣工されました。55mある、日本の一番高い古塔だそうです。
中は見られないのかな?と思ったら、お正月や特別拝観時に、初層のみ公開されることがあるようですね。下から見上げると圧巻です。
国宝・金堂と重文・講堂もライトアップされ拝むことができる
写真の手前が金堂、奥が講堂です。
金堂は桃山時代の建築です。
内部の写真を撮ることができなかった(許可されていない)のですが、このライトアップ時も拝むことができます。薬師如来の向かって右に日光菩薩 向かって左に月光菩薩があります。薬師如来の台座部分に十二神将が様々なポーズをしています。
講堂は室町時代の建物拝むことができです。大日如来様やさまざまな仏像が安置されています。迫力があります。
お守りやお土産多数
「東寺」の包装紙で包まれた聖護院八ツ橋にびっくり。最近はなんでもあるんですね。御朱印をいただくのは食堂の納経所と呼ばれるところです。
東寺 夜桜ライトアップは4月17日まで
アクセス 京都駅から南へ徒歩15分 近鉄東寺駅から西へ徒歩10分です。
www.toji.or.jp
2016年の拝観料は 大人500円 小中学生300円でした。
本当にすばらしい眺めで、心洗われます。おすすめです。