京都にちじょう365 ときどき観光気分

京都に長く住んでいる人が日常の目線で京都の片隅から語ります。 まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の無断転載はお断りします。

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2016年京都の紅葉の美しい寺・京都に20年住んでる私がおススメします。

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見ても見ても、まだまだ見尽くせない紅葉の名所が京都にはたくさんある。

私は西側のお寺はほとんど知りません。東側のお寺を中心に紹介したいと思います。

それでも、どちらのお寺をおすすめしようかと悩むくらい名所が多いというのは贅沢なことですね。

「誰もが知っているけど、私もこの景色が好き」というのは、東福寺。参拝客が多く、人の頭を見て歩くようなものですが、とにかく敷地も広く高低差もありますので、何度参拝しても新しい発見があります。何年か前に、手入れされた苔の上にハラハラと落ちるもみじの葉は、私の記憶だけにとどめて置くには惜しいと思うくらいの美しさででした。

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と言っても、ありきたりの東福寺の景色ではつまらないので、今回は、「東福寺の○○の景色」をのちほど紹介します(笑)

それと、あくまでお寺の「景色」について挙げるのですが、ランキング形式にするのは失礼ですので、個人的に好みのお寺をいくつか挙げてみたいと思います。

 

※写真はいくつかお借りしたものを使っています。記事はすべてオリジナルです。

 

青蓮院門跡(しょうれんいんもんせき)飛地境内・将軍塚青龍殿は、春も秋も、昼も夜景もすばらしい

美しい庭園があるのに、大混雑というほどには混まないのでおすすめしたいお寺です。

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天台宗青蓮院門跡の飛地境内となっている、将軍塚青龍殿はご存知でしょうか。粟田口の青蓮院門跡から、少し離れた東山の山頂にあります。

将軍塚と言っても、デートスポットとなっている市営駐車場の通称「将軍塚」ではなく、さらに奥の青蓮院境内にある本物の将軍塚です。平成26年に大護摩堂「青龍殿」と大舞台が建立されました。青龍殿の奥の「青不動明王二童子像」=青不動の前に座りじっと拝む人の姿が絶えませんでした。メラメラと燃える炎に包まれる青不動、迫力があります。

大舞台は、さながら「巨大なウッドデッキ」。京都市内を一望できます。直線状の市街の光が、京都の碁盤の目になっていることが分かります。さらに、上の展望所からは、京都タワーなど京都の南の方も見渡せます。ライトアップされる時期がありますので、ぜひ夜にも足を運んでいただきたいと思います。

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この写真は、以前のものですが本当に美しい紅葉でした。すべてを紹介できなくて残念。

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青蓮院門跡飛地境内は、市内より少し高いところにありますので、紅葉がとても美しいと感じました。もみじがまだ色づきつつある枝と真っ赤なものとが幾重にもグラデーションのように重なっています。

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アクセスは、ライトアップ時に運行されるシャトルバス利用しました。京阪バスやタクシーも便利。2016年青蓮院門跡ライトアップは10月28日からです。詳しくはホームページを。

www.shorenin.com

 

大徳寺高桐院の苔と紅葉の庭園は見逃せない!

友達を連れて行くと、どの方からも参拝して良かったと言ってもらえるお寺です。JR東海の「そうだ京都行こう」で取り上げられていたこともある、美しいお庭のある高桐院。臨済宗大徳寺の塔頭(たっちゅう)のひとつです。夏の爽やかな楓の参道もすばらしいんですよ。

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特に庭園を座って見ていただきたい。10月の終わりに参拝したことがありますが、北の方ですので、ほんのりと色づいている部分がありました。比較的早い方だと思います。

(京都の市街地の紅葉は11月下旬の連休かそれ以降にならないと色づかないので気を付けてください。)

細川ガラシャ夫人の眠る歴史あるお寺です。

高桐院の紹介のあるサイト >>京都観光Navi:高桐院

 

高桐院参拝の際にちょっとお茶飲んでゆっくりしたいときは、こちらもおすすめ(笑)

徒歩5分ほどの今宮神社参道のあぶり餅は必ずいただいて帰ります。

あぶり餅に関する過去記事はこちら>> 今宮神社のあぶり餅対決

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高台寺圓徳院は、唐門のつわぶきと紅葉の赤の美しさが見どころ

北政所様が最期をお過ごしになったというお寺圓徳院です。

以前はなかった圓徳院北側の商業施設の圧迫感がすごく残念なのですが、唐門のつわぶきや、お庭の美しさは健在です。こぢんまりとした広さで心やすらぎます。

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写真は圓徳院のものではないのですが、紅葉の季節に咲く鮮やかなツワブキのコントラストは素晴らしいです。お庭は座ってご覧いただくことをおすすめします。

祇園から近いですし、清水寺も徒歩圏ですので、おススメするお寺の中で一番アクセス便利だと思います。

www.kodaiji.com

 

詩仙堂は段差のある立地が面白い!四季のお花も美しい

詩仙堂はよく知られているお寺ですが、お寺の庭だけではなく、借景もすばらしい。

観光客が多いのであまりゆっくり見られないかも知れませんが、高低差のあるお庭が私の好みなんです。お借りした写真ですので、全体が分からないと思いますが、白川通りから東へ入った山際にあります。

山門や参道もとても風情があります。少し歩きますので、歩きやすい靴がおすすめ。

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Photo credit: np&djjewell via VisualHunt / CC BY

 

詩仙堂のホームページ>>SHISEN-DO = 詩仙堂 =

 

法然院の山門が素敵。銀閣寺へ行ったらぜひ立ち寄って

銀閣寺と哲学の道を観光コースに入れている方にはぜひお立ち寄りいただきたいのが、法然院。そんなに混雑せず、団体さんもいないので、とても心静かに参拝できます。

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Photo credit: kanegen via Visual hunt / CC BY 


この山門にかかる紅葉の美しさが感動的です。椿の時期もよいですよ。ときどき講堂で画家さんの作品などが展示されていることもあります。 

法然院のホームページ>> 法然院

 

番外 東福寺の周囲の景色。ぐるり一周するだけでも紅葉が楽しめる

最初に書いた東福寺。もう人が多いし、あまり・・・という方には、東福寺の周りを一時間かけて歩くちょっと意外な散策コースをおすすめ。

  

去年、京阪の鳥羽街道駅で降りて、東福寺の周囲を歩き、京阪東福寺駅まで歩いたときの短い動画です。紅葉も映っていますのでご覧ください。

鳥羽街道駅から本町通に入り、北へ歩いて一筋目を東へ。鳥羽街道団地や稲荷山病院の横の道をどんどん歩いて、東山トレイル5の標識のある小さな沢をわたります。実はこれ、東福寺の中を通っている川なんですよね。東福寺の通天橋から見下ろすあの川です。(京阪電車もこの川の上を通過していきます。)

話はもどり、この沢をわたってさらに進むと「五社之瀧神社」という稲荷山の修行の滝のある神社がありました。私は知らずに歩いていたのですが、鳥居がたくさん集まっていて、まさにパワースポットといいますか、ちょっと神秘的な雰囲気です。

 

東福寺の周囲もカエデの木がたくさんありますので、歩くだけで楽しめます。発見の旅を楽しみたい方にはお勧めです。

 

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