京都にちじょう365 ときどき観光気分

京都に長く住んでいる人が日常の目線で京都の片隅から語ります。 まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の無断転載はお断りします。

スポンサーリンク

鍾馗さん(しょうきさん)は、どこで買えるのかというアメリカ人の質問

鍾馗さんが欲しいアメリカ人


ボスから、「あのさ~、取引先のアメリカの会社の人から、こんど日本に来るとき鍾馗さんをお土産にしたいって言われたんだよね。京都のどこで買える?」と、突然聞かれまして、オロオロしながら調べた話を書くことにします。

 

しょうきさん

※スイカズラこと、このブログ主は、ただいま関東住まいですが、京都に詳しいということで、東京にいる京都ファンからおススメを聞かれたりします。

でも、まさか、鍾馗さんをお土産として買うなんて発想はなかったです。度肝を抜かれますね、海外の人の目線は。

 

だって、なんせ…ですからね^^;

 

それに、持ち出しできるのかしら。
空港の税関で何か言われるんじゃないの?こんな重たいワレモノ。

 

「鍾馗さんってなに?」って方のために、参考までに貼っておきます↓

kyotoaruki.senmon-shop.com

 

鍾馗さんを載せる屋根というのは、町家づくりの建物になるので、古い町並みに住んでいる人以外は、ほとんど関係しない世界です。中京出身の友達なども、町家に住んでいたのは親の親くらいの世代までで、今は市内のマンションにうつり住んでいます。

ましてや、上の記事で写している鍾馗さんのいる、ザ・京都な祇園のお茶屋さんに知り合いなどいるわけもなく、ネットだけが頼り…

 

しかし、鍾馗さんを買いたいというニーズは意外とあるらしく、ヤフーの検索窓に「鍾馗さん」と入れると、自動的に「購入」というサジェストキーワードも出てきます。

実際に、ネットで購入できるサイトを見つけました。「京瓦.com」さんです。

 

www.kyogawara.com

 

すごい!

瓦って、私にとっては、「屋根の上にかぶせてあるだけの無機質なもの」

 

まさしく灰色の感覚でしたが、ここでは芸術的な雰囲気を醸し出しています。

 

京都ならではの味わい深い職人技ですね。瓦の根付(ストラップ)もステキ。ちょっと欲しい(笑)

 

京瓦.comの製造元である浅田製瓦工場さんは、伏見の某所にあるようなのですが、そこで販売しているわけではありません。

 

つまり、直接、品物を見ながら買うことができないのです。

 

それでは旅のアメリカ人を満足させることはできません。

 

彼(D氏)は、何度も仕事で京都を訪れているリピーターです。

『今度こそ、鍾馗さんをアメリカ🇺🇸に連れて帰る。』と言ってるそうなんです。

 

うーん困った~ ^_^:

 

…と思っていたら、ボスが直接電話して、京都市内で注文なしで買える場所を聞いてくれました。

 

みやこめっせ地下の、ミュージアムショップ「京紫苑(きょうしおん)」という、伝統産業品を展示販売しているお店です。

 

そちらに、常時、数種類の鍾馗さんを置いているというのです。ああ~よかった!!

www.miyakomesse.jp

 

ちなみに、ミュージアムショップ京紫苑が併設となっている「京都伝統産業ふれあい館」では、京都の伝統産業ができあがる過程を見ることができます。日替わりで職人さんがいらしてます。

 

みやこめっせへのアクセスはこちら。

kyotoaruki.senmon-shop.com

 

さて、数週間後、ボスから、

 

『アメリカ人のD氏から、部下のミズS(私のこと)によろしく言っといてくれ、とメールが来た』

 

とのことで、写真の添付されたメールが転送されてきました。

 

D氏の部屋には、世界の国々から集めたと思われる大きな木彫りの像や、動物のはく製らしきものや、民芸調のカラフルな壁掛けなどが飾られてありました。

 

その間に、大きな鍾馗さんの瓦を誇らしげに抱えて立っているD氏の姿がありました。

 

割れずに持ち帰ったんや~・・・ 良かった~( ^ω^)・・・

 

その後もボスは、Ⅾ氏へのお土産を何にしようかとか、いろいろ私を頼りにしてきました。そのたびに東京都内で買える京都チックなものを案内して喜ばれました。

 

ボスは少し前に異動してしまったので残念ですが、こんな京都探求も、なかなか楽しかったです。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村

京都宇治土産
宇治商工会議所運営お土産サイト http://www.ujimiyage.com/