京都のハザードマップ(防災地図)がザックリなので都市圏活断層図を見たら、我が家は活断層のドンズバ真上だった。
京都にいくつもの活断層があることは知ってましたが、真上に住んでるみたいです。
熊本市内に住む叔父が、フェイスブックに地震の様子を伝えてくれているのですが、先日こんなメッセージを送ってきました。
おじさん;
今回の地震で学んだ事。
国道地理院が都市圏活断層図を公開しているので、家を建てる時は良く調べる事。
埋め立て地、盛り土の土地はは被害が酷い。
近くに活断層が有るのは分かっていたがこれ程酷いとは(>_<)
●●家(←うち)はもろに活断層に乗っかっているぞΣ(゜Д゜)
ちなみに、この叔父さんは、大学時代と卒業後にしばらく京都に住んでいたので、京都の地理をよくわかっています。
わたくし;
しってるー(TT)●●断層の上なのは分かってます。
断層だらけよね、京都。
いまさらどうしようもないさ~(もう建てちゃったってば)
私たちが、今の土地に引っ越してきたのは、市内のきゅうくつ、かつせまい土地では、私の価値観ではとても子育てできないということ。
京都に大地震が起きたらどうなるんでしょう。うなぎの寝床のような=細長い京都の「町家」の跡に建てられた家は、おとなりさんの家の壁と壁の間に、すき間がほとんどありません。火事が起きたら、とたんに延焼を起こしてしまうのではないでしょうか。
京都で建ぺい率や容積率の比較的ゆったりとしたエリアは、川と川の間に挟まれていて、いわゆる高級住宅街ですが、万が一洪水になったときにどう対処するのだろうと怖くなります。そもそも、お前さんには買えないだろうというご指摘はごもっとも。
そして、どんどん住宅の建ちつつある、桂川周辺や、宇治川周辺は、何年か前の洪水で浸かってしまい、車を2台も廃車にせざるをえなかった知人もいます。
貴族が月をここから見たんだというロマンに惹かれ購入
悩みに悩んで購入したのは、子どもが小学校に上がるときに学校の雰囲気などや通学路を見に行って、比較的、安全性が高いと感じるエリアの土地でした。そこは歴史で習ったことのある貴族の屋敷跡だったと分かりました。そういうところは、京都では珍しくないですけれども。
(京都に限らずですが、発掘調査をしなければならないような遺跡の埋まっている土地の地図は住んでいる市で公開されていると思います。)
この土地は、なるほど貴族が屋敷を建てたらよさそうな高台にあり、敵が攻めて来づらそうです。考えたものだ、と感心しました。そして、月がとても綺麗に見えるのです。
このあたりは断層があるのを知っていましたが、ハザードマップ上ではザックリとしかわからないようになっていました。市民からのうるさい問い合わせを避けるためなのかも知れませんけど。
まあ、京都のどこにいても、大地震が来たら、被害の大きさはそう変わらないと思ったのと、貴族の時代から土地があるということは、1000年前からこの土地がつぶれていない証拠だなと感じて決めたのでした。
国道地理院の都市圏活断層図に詳しく載っている地域の地図が詳しい!!
叔父が言った通り、国土地理院のこの図がエリアごとになっていて、くわしいのです。私の家もまさに活断層の上でした。
◆国土交通省・国土地理院 都市圏活断層図ウェブサイト 近畿地域整備範囲より
全国各地のエリアがありますので興味がある方は開いてみてください。pdfに地図の見方も載っています。
近くを流れている川も断層と分かりました。川だと思っていたら、地球の裂け目に水が流れていた、というわけです。
このたびの熊本地震で、地震で動いたと見られる活断層上に沿って家が倒壊しているのを見ると、できるだけ断層を避けて住んだ方がいいのだろうと感じました。
断層が動けば、市内のどこにいても一緒だろうと思っていたのですが、そうとも言えないかもしれませんね。
日本自体が海面に出ている大きな地球のひだ、くらいに思っておけば、何が起きても覚悟できる気がします。