京都にちじょう365 ときどき観光気分

京都に長く住んでいる人が日常の目線で京都の片隅から語ります。 まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の無断転載はお断りします。

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もう帰らないかもしれない。

もう帰らないかもしれない。

 

京都から関東へ息子の進学のために引っ越して5年が経とうとしている。最初は高校卒業とともに、すぐに帰ってくる予定であった。

しかしながら、息子が高校入学の部活として始めた和太鼓を楽しみ、そのまま同じ学校法人が運営する太鼓社会人サークルに所属することとなった。それももう2年となる。

 

長く生活を続けていると所属先で友達ができたり付き合いが増えたりして次第に輪が広がっていく。その心地よさを今更ぶった切って帰ると言うのもなかなかハードルが高い。

 

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(先日、夫婦で帝国ホテルに泊まった。ただし食事はお洒落なレストランではなく、有楽町の居酒屋を梯子してまわったんだけれども。)

 

もちろん残してきた家族のこともあるし、夫婦が離れて暮らすと言うのは良くないと言うのもわかっている。夫とはまめに連絡を取り、他愛もないことを話すのがちょうど良い。

 

夫は初めは寂しがっていたが、私たちがいない生活に慣れ、毎週、休みの日のワークアウトとその後のサウナ通いを楽しみにしている。調理師免許を仕事の延長で取った夫は料理がうまく、バランスのとれた食生活のため私たちがいなくなってからの方が痩せて健康的になった。

 

私も夫と離れて暮らしたことで、イライラすることも少なくなり、都会生活の楽しさを味わいながら時々帰る京都の良さを味わうことができ、心の余裕を感じている。夫もたまに来て、非日常を楽しんでいる。

 

それでいいんじゃないだろうか、と思う。

 

こうあるべきだとか、これが理想とか考えだしたらキリがない。

 

今年の初めに弟が、そして今月初めに義兄が急逝した。2人とも全く兆候がなかったし、それぞれ別の原因ではあるけれども、突然亡くなってしまった。

 

人生は短い。好きなことを好きなようにしたい。誰かに指図されるような生活ではなく自分が心地良いと思うことをやっていけばいいんじゃないだろうか。

 

わがままだと実家の親族には言われているけれども、家族の事なんて周りの人にわかるわけがない。

 

末の弟が亡くなったことで、実家を継ぐ人がおらず、実家を私に継がせようとしている両親。私は3拠点をまたぐことになるのだろうか。

 

頭の中を整理しないといけないことがたくさんのまま、一年が終わろうとしている。

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