京都にちじょう365 ときどき観光気分

京都に長く住んでいる人が日常の目線で京都の片隅から語ります。 まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の無断転載はお断りします。

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世界遺産「宇治上神社」の配布チラシが面白かった件

数年前、世界遺産として知られる「宇治上神社」を参拝したときに、なんだか気になるチラシをもらった。

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photo by Patrick Vierthaler  (Flicrより)

 

京都市内からはちょっと距離があるので、行く機会のない方もおられるかと思いますが、私は墓参りのときに三室戸付近からさわらびの道を散策するのが好きで、途中の宇治上神社にも参拝します。

宇治上神社といえば、世界遺産ということで知られていますが、少し前にこんな張り紙があったということで、ツイッターで話題になりましたが、ご存じでしょうか?

 

 

 

この貼り紙の内容の是非はともかくとして、発信する人のいる神社なんだな、と興味を持ちました。

私の個人的な宗教観では、神社と言えば、「そこにある」存在で、神様と参拝者が心で言葉を交わすという静かなコミュニケーションで成り立っているものだと思っていたので、こうした神社側からの意思表示は、意外というか、割と斬新な感覚で受け止めました。(この貼り紙は、目に余るマナーの悪さがあってやむを得ずなのだろうと思いますが)

上のチラシをツイートしたのは一般の人ですが、神社側は、SNSでの拡散も若干意識されているのではないかしら、思いました。

なぜかといいますと、同じ職員の方が作られたかどうかは知りませんが、以前(3年ほど前ですね)、宇治上神社に初詣したときに、こんなチラシを貰っていたからです。

チラシは境内にご自由にお取りください的な感じで置かれていました。こんなのはじめてなので、驚きました。攻めますね、宇治上さん・・・(笑)

 

【宇治上神社の不思議】

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もう一つ、これも(笑)

【神社雑学クイズ】

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チラシから、いくつかご紹介します。

【宇治上神社の不思議】より

☆本殿の右側に大きな石に小さな石がいっぱい積んであるのはなぜ?

 ー下の大きな石は昔、お社があった「社跡」の標です。上の小石は皆さんが各々お願いごとをなさって積まれたものです。

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 Photo by Patric Vierthaler (Flicryより)

 

☆桐原水って湧き水なの?飲んでいいの? 

ー湧き水ですが、もともと神社にお参りするために、手を清めるための「手水」として皆さんがお使いになられていますので、お飲みになられたい場合は、直接ではなく、一度沸かしてからお飲みください。

 ↓ 桐原水 ※桐原水については、こちら 京の名水 桐原水

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 photo by Patrick Vierthaler(Flicrより)

 

【神社雑学クイズ】より

☆身内に不幸があったので、鳥居をくぐらずに鳥居のわきから神社に入ったら大丈夫なの?

ー×(バツ)間違いです。鳥居は、神様のおられる神聖な場所(神域)と、我々が生活している俗界との境に建ててここから神域ですよ、という意味の一種の門です。ですから、神社がなくても神域であれば鳥居の建てられているところはあります。俗に親族に不幸(亡くなられた)があった場合、鳥居をくぐってはならない、といいますが、それは神道でいう穢れにあたるということで、神社の境内(神域)に入ってはいけないということです。鳥居をくぐらずにわきから入ればよいという意味ではありません

 

☆受験に合格したいので、あちこちの神社の合格守りを一緒に持っている。これダメなの?

ー〇(マル)お守りは何体持っていても大丈夫です。神様がけんかをするということはありません。ただし、神様に失礼にならなければ!という前提です。何体もたくさんのお守りを持っていると、知らず知らずにカバンの中で荷物の下敷きになっていたりすると大変です。何体も持っている場合は、お守りはまとめて綺麗な袋に収めて、決して粗末にならないように持っているとよいでしょう。

 

知らないことが一杯ですね。

世界遺産がすごく身近に感じられるので、これからも攻めの姿勢でお願いしたいです。

 

 

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