保津川下りの船に揺られ、紅葉を眺めながら癒しの時間を楽しむ
保津川下り、したことありますかー?
保津川下りなんて、そんなもん興味ないという方も、たまにはスマホを置いて、都会の喧騒から離れた空間で過ごしてみませんか。
去年、はじめて保津川下りを体験しました。楽しい2時間だったのでご紹介します。
景色と川の心地よい揺れも楽しいのですが、私達は普段、知らず知らずのうちに音のある世界で過ごしていたんだな、と気が付かされることでしょう。川の流れだけが聞こえ、むき出しの岩や美しい紅葉が視界に飛び込んでくると、しばらく邪念から遠ざかることができます。
といっても、船頭さんが見どころを教えてくれるし、トークも楽しいのでご心配なく。
ラフティングもありますよ。元気のある方にはこちらもおすすめ。ゆるやかなコースなら3才の子どもさんから乗れるそうです。私は、保津川下りも保津川ラフティングもどちらも経験があります。共通点はちゃんと救命胴衣が用意されていて安全なところと、両サイドの山の景色を楽しむことができることです!
このページの最後に保津川下りのホームページの案内をしていますので、ラフティングに興味がある人もそちらをご覧くだされば情報が載っていると思います。
JR 亀岡の駅から乗船場まで徒歩10分ほど
乗船場までのルートとしては、多くがトロッコ列車でトロッコ亀岡駅まで乗って、そこから、京阪バスか観光馬車で乗船場あで行かれるようです。また、阪急の桂駅から京阪バスがあります。
保津川下りと合わせて乗車される方の多いトロッコ列車は11月のピーク時はチケット売り切れになってしまうことがあります。
土日は特に、京都駅の電光掲示板の表示で「トロッコ列車売り切れ」のお知らせが早々とされているくらいです。でも、トロッコ列車は乗れなくても、保津川下りだけなら、乗れることが多いようです。(土日に乗船される方は確認した方がよさそう)
私はJR亀岡駅から乗船場まで歩きました。乗船場の写真を取り忘れたのですが、亀岡駅から乗船場まで何もない道を川へ向かって歩きます。この道のサイドの土地は、スタジアム建設が計画されているらしく、とにかくだだっ広い土地が広がっています。
乗船場の様子が分からなかったので、亀岡駅で軽食を買っていったのですが、ちゃんとお弁当やお茶、水しぶきをよけるカッパなどが販売されていました。乗船場の2Fが受付や売店になっていて、1Fをバスが出入りしています。
救命胴衣を着用して、一人ずつ船に乗ります。船頭さんがちゃんと案内してくれますが、乗るのが初めての場合は、ちょっとおっかなびっくりな感じで乗り込むことになると思います。足元が不安定な中を乗り込んでいきますが、船と岸はくっついているのでだいじょうぶです。
スタートしてしばらくは、穏やかな流れです。最初はこんな感じでが、最後までかな?というとそんなことはないので安心してください。
2016年は、ちょっと寒くなるのが早かったので紅葉が早いようです。去年の写真ですが、これよりもずっと色づいていると思います。
途中、船から見上げると、トロッコ列車に出会うことがあります。
人の顔までは分かりませんでしたが手を振ってくれていました。
トロッコ列車も5年ほど前に一度乗りましたが、鬼がやってきたり、乗務員の人が写真を撮ってくれたりした記憶があります。保津峡の紅葉がすごくきれいに見えました。
船頭さんの話を聞いて驚いたのですが、この保津川下りは、400年の歴史があるそうです。お殿様方のお楽しみだったんでしょうね。
途中、かなりの急流になっているところがあって、水しぶきがかかってしまいました。2時間日光にさらされるので、日焼け止めクリームを顔にガッツリ塗っていましたが、水しぶきが顔にかかると、日焼け止めクリームが白っぽくなるので、みやびな殿様気分が、バカ殿様に… 夏は船に覆いがあるようですが、秋に乗船したときはありませんでした。日傘は差せないので、女性の皆様はお気をつけて(笑)
船頭さんのお仕事は、ただ櫓をこいで、お客さんの案内をするだけではなく、すべり台のようになっている船の道のメンテナンスをするために、水を抜いて、丸太がきちんと整っているか定期的に確かめるそうでよ。
途中、カエルの石やイノシシの石などユニークなもものがあります。
水鳥もいますし、きれいなカワセミが横切りました。
運が良ければ、鹿を見ることもできるそうです。
激しい急流からおだやかな流れになり、船頭さんのトークも終盤に近づいたころ、温かいものを販売する船がやってきました。甘酒とか、おでんとか、みたらしとか、お酒もあったと思いますが・・・
なにせ2時間じっとしていたら、結構体が冷えてくるんです。でも私は、とりあえず、お手洗いに行きたいという気分で何も購入することができませんでした。
(船に乗ったら、トイレには行けないです。あと、防寒対策もお忘れなく)
保津川くだりの到着は嵐山。
渡月橋の付近なので、その後の観光も楽しむことができますよ。
ホームページに船頭さんを募集されているとありましたよ。