京都にちじょう365 ときどき観光気分

京都に長く住んでいる人が日常の目線で京都の片隅から語ります。 まとめサイト等、他サイトへの文章・写真の無断転載はお断りします。

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ここ20年の伏見稲荷大社の変化に感じるもの

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伏見稲荷周辺、観光人気で高騰 京都府内の地価上昇率でトップ : 京都新聞

 京都府が20日発表した府内の基準地価で、伏見稲荷大社(京都市伏見区)近くの調査地点が前年比で26.2%も高くなり、商業地の上昇率トップに躍り出た。近年急増している外国人観光客が、周辺の地域経済に活気を与えていることが要因となった。

 

伏見稲荷周辺に便乗商売?出現

 

京都新聞記事によると、伏見稲荷の人気に火がついて、周辺の土地価格が上がってるらしい。エアーB&Bなどやったら流行ると思うし、外国人旅行客は徒歩で移動することが多いから、いい店があれば、絶対に歩いて行ってくれると思う。 

それは、私も気が付いていて、いい商売になるのにな、と昔の様子と比較しながら思っていた。

今年の正月に、伏見稲荷大社の近所を車で通ったときにある光景を見て驚いたことがある。近所と言っても、10分は歩かないとならないようなところだけど、おばちゃんが家の空き地を駐車場として1日ナンボで解放していたのだ。 

伏見稲荷大社には、駐車場はあるにはあるが、直違橋通り(通称、本町通り)を南から北への一方通行をジリジリと北上したあげく、入庫にも時間が掛かるから不便で仕方がない。

 

周囲は密集した住宅地だからコインパーキングにも限りがある。

 

おばちゃんは、家の空き地をコインパーキングにせず、自分の采配で好きなときに開放するのだろう。フランチャイズ手数料もかからないし、普段は自宅用にも使えるから一石二鳥だ。

 

(ちなみに、これ見て、ピンと来た人、そこまでひとりでやるのは大変だからガレージを時間で開放してネットで予約利用する仕組みもある。調べてみてはどうだろうか。)

 

話は戻り、その日は日曜日で、せまい空き地に、車がギュウギュウ詰になって止まっていたが、空くとすぐ次の車でが入ってきていた。

 

空き地の入り口にパイプ椅子を置いて車が来たら誘導しているが、それ以外は座っているので暑さ寒さに耐えれば体力は要らなさそうだ。

 

と、言っても、家はヨコやしね。トイレもお茶も困らない。

 

駐車場は来た順に停めて、車がすれ違う通路なんてない。だから、いったん後ろに車を入れたら入れっぱなしになる。緊急のときどうしてるのかは知らないけど、この賑わいなら、土日以外も車は来るから、もはや小遣い稼ぎの域ではないだろう。

 

私が住んでいた頃の深草の様子とはだいぶ変化していて町が活気づいたことを嬉しく思う。だから、最初にリンクを貼った京都新聞の記事を興味深く読ませて貰った。京都の魅力は洛中だけではないことを、世界中の人に知って欲しい。つか、洛中は人多すぎなんですよ。

 

伏見稲荷周辺の魅力 

わたしが京都に来て、最初に住んだところが深草駅から徒歩10分のアパートだった。もう四半世紀以上前のことになる。最終的に大学を決めるのが遅くなったため、結局、私の大学へ電車で1時間も掛かる深草にしか空いている部屋がなかったのだ。

 

通学へは不便だったものの、龍谷大学に通っている友達がいたり、バイトも近所でしていたから知り合いが増えて楽しい深草ライフだった。 

 

kyotoaruki.senmon-shop.com

   

伏見稲荷大社へはアパートから10分くらい。正月以外は閑散としていたのでよく参拝に、というか散歩に出かけた。JR稲荷からも、京阪伏見稲荷からも行けるが、京阪側から行くと、参道にたくさんのお店が出ていて楽しかった。

あの頃は人が少なくて、食べ歩きしてもぶつかることがないから安心だった。
だんごやお煎餅など、いろいろ焼き立てのを食べた。

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ちなみに、伏見稲荷といえば、すずめの丸焼きが名物で、義父が大好きだと言っていたけど、私は食べたことがない。すずめの調達先は、冷凍などではなく、巨椋池を干拓してつくった畑の周辺に縄をしかけるらしい。

 そのままスズメの形で出てくるらしく、頭からかじるのが美味だと義父が嬉しそうに言っていたのを思い出す。

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京阪伏見稲荷で降りたすぐの師団街道沿いに「エッフェル」というパン屋さんがあった。小ぶりだけど手ごろな値段で美味しくて大好きだった。

しばらく、2階の喫茶もあったのだけど、いつの間にか喫茶部門はなくなりって残念。お店そのものは、まだ営業されているようだ。楽天にも出店されている。

item.rakuten.co.jp

パンは地元民が愛してやまず、どれも美味しいのでぜひ食べてみて欲しい。

 

師団街道を少し下がったところの若菜屋さんも綺麗になっているので、ちょっとした京風の土産を買うなら、ここが便利だと思う。日本人にも好まれるお店も増えて欲しい。

 

外国人が好むような刀のお店や安い着物のお店がどんと増えている。それと同時に、できれば、地元民が愛するような普段使いの店が増えて、それが観光スポットとして注目されるのが、私は理想的だと思う。

 

エッフェルさんのように一見のお客も、地元客の食欲もリーズナブルに満たしてくれる店が増えてくれれば最高。

 

伏見稲荷大社から歩いて楽しめる、春の疎水の桜の美しさはもっと多くの人に知ってほしいし、大手筋周辺の酒蔵観光も合わせ、楽しんで貰いたい。

 

 

伏見稲荷のお手洗い事情は私も気になっていた。

伏見稲荷の交通アクセスは、京阪とJRどちらも使えるが、とにかく狭くて、ホームがあぶない感じがしていたし、とにかくお手洗いの数が少なく、バッチい感じがするし、伏見稲荷周辺のコンビニでお手洗いは貸して貰えないので、不便だ。

伏見稲荷駅を改修するというので、ちょっとホッとした。あの人出では、コンビニがお手洗いを貸さないのは当然だと思う。

ちなみに、こんな丁寧な記事をはてなに発見。

www.goriluckey.com

 

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バスの人は、師団街道の伏見稲荷前から南5系統を利用するといい。

でも、土日でさえ1時間に2本というのは少なすぎではない?師団街道の狭い歩道に人が行列を作っているのを見るのはしのびない・・・。

 

京都市営バス南5系統時刻表

http://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/busdia/hyperdia/261042.htm

 

人気のわりに、整備がすすまない。伊勢神宮のおかげ横丁みたいなものはあり得ないのだろうけど、せめて交通整備で、お客さんにいい思い出を残したまま気持ちよく次の観光地へ連れて行ってあげて欲しいと思う。

 

trafficnews.jp

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